第210章:ローズの元ボーイフレンド

「ローズの具合が良くないみたい。様子を見に行かなくちゃ」シャーロットはそう言い、きびすを返した。

幸い、ここは大きな総合病院なので、タクシーを捕まえるのは簡単だろう。

だが、二、三歩も歩かないうちに、ジェームズが彼女の腕を掴み、自分の車の方へと引っ張っていった。

「穏やかじゃないな。俺も今は特に急ぎの用はないから、一緒に行くよ」と彼は言った。

「ローズは小さい頃、よく俺の周りで遊んでたんだ。帰国してからまだ会ってないし、ちょうどいい機会だ」

「それに、俺はフランクとも仲がいい。何か不測の事態が起きても、力になれるはずだ」ジェームズは熱心に付け加えた。

シャーロットは少し考え、反論す...

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